単語帳とルーズリーフと辞書
いずれも、最近の学生には縁がないかもしれない。
今は、授業でノートをとるのも、英単語を覚えるのも、パソコンやスマホアプリで行うものだろう。辞書だって、ネットで代用できる。
しかし、自分が昔、英単語を覚えるのに、単語帳と辞書を使っていたので
その方法に戻ることにした。ルーズリーフは、ノートの代用に、使っている。
今は、中国語とイタリア語の単語帳を作っている。
外国語とは、必ずしも、一対一の訳語があるわけではないので、
一つの単語に一つの意味を割り当てるのではなく、文で覚えるほうがいいのだが
それは、ある程度基本的な単語が頭に入ってからのほうが、できるようだ。
一方で、基本単語は、いろいろな意味を有するので、
辞書を引いたときに、ちょっとだけその説明を読んでみることにした。
イタリア語の辞書を先日購入した。中国語の辞書も買うつもりである。
じつは、イタリア語については、NHKラジオ講座の「まいにちイタリア語入門編」を
昨年度後期6か月、1週間に3回(1回は15分番組)、聞いてみた。
ただひたすら言われたとおり発音して、ときどきテキストを眺めたが
単語がほとんど頭に入らなかった。動詞の活用に至ってはまったくお手上げとなった。
これではいけない、と反省し、
聞いたことのない単語は、テキストに意味が書いてあっても、辞書を引き、
単語帳に表には日本語、裏にはイタリア語を書いて、
辞書の説明をざっと、読む。うーん、時間がかかるぞ。字が細かいから疲れるし。
ルーズリーフは何に使うかというと、
動詞の活用形を、新しい動詞が出てくるたびに、書いている。
あるいは、ルーズリーフ1枚を半分に折って、
テキストに出てくるスキットや例文を、
左側に日本語、右側にイタリア語、といった具合で、手で書く。
印刷教材が自分の字に置き換わると、なんだか、思い出しやすいような気がする。
さて、このレトロなやり方で、
どれだけ効果が出てくるか、楽しみである。